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2013/08/04

手術による多汗症の治療

多汗症の治療のために手術を受けるという人がいます。
様々な方法で多汗症に対する対策を講じても症状が緩和しないという場合は、思い切って手術での治療を決断するのも1つの方法です。
手術での多汗症治療にはいくつか種類があります。
多汗症治療の手術で有名なのはボトックス注射です。

ボツリヌス菌から作られた薬剤であるボトックスは、汗腺に発汗を指示する神経の働きに影響を与え、汗をかかないように働きかけます。
幾つかの多汗症の治療手術がありますが、ボトックス注射は時間もかからず、痛みも少なく、痕が残る心配もないので、軽い気持ちで受けられます。

デメリットとしては効果には個人差があり、効果の持続期間も数か月から1年と短いことがあげられます。
夏場の汗をかく量を減らしたいという人や、結婚式に出席する時に多汗症の対策を取りたいという時など、時期を区切った対策に向いているようです。

手のひらの多汗症手術として効果があると言われているのが、交感神経を切除するというやり方です。
全身麻酔で行い、わきの下数ミリの穴をあけてスコープを挿入し胸部交感神経を切除します。
手のひらの多汗症であれば完治させることのできる治療法です。
副作用に代償性多汗症という症状があります。

これは、背中や腹のような手のひらとは全く異なる部分に汗をかくようになる症状です。
交感神経の切除手術をする場合は、医師の判断を仰ぐ必要があるでしょう。
多汗症の治療法で手術によるものは他にもいろいろありますが、本当に手術が必要なのかよく考えてから決めるようにしましょう。